
収益認識の変更による影響が強く出たファルコムですが、主として海外向けのライセンスで業績好調みたいですね。
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[日本ファルコム: 2022年9月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)]
“収益認識に関する会計基準”の適用に伴い前年同期との率での比較を今期はしていないファルコムですが、売上高は前年同期の14.04億円に対して14.84億円、営業利益は7.79億円に対して8.3億円、経常利益は7.87億円に対して9.1億円、純利益は5.8億円に対して6.26億円と増収増益を達成。
ちなみにファルコムにしては珍しく営業利益と経常利益に有意な差が生じているのは為替差益を計上した関係ですね。
[当ブログ: [決算]日本ファルコム、2022年9月期第1四半期決算は収益認識の変更により額面は大幅減収減益…も、純資産は前期よりも増幅が拡大 / [決算]日本ファルコム、2022年9月期第2四半期決算は想定を上回る好調な結果に。第2四半期単独では前年同期を上回る](pdf)
第1-2四半期決算はこんな感じだった訳ですが、既に前年同期を額面でも上回っている時点で前期より好業績になる可能性が高いんですよね。
ファルコムの“製品部門”は自社パブリッシングタイトル限定…つまり国内向け限定となる訳ですが。
当第3四半期累計期間の製品部門におきましては、日本ファルコム創立40周年記念タイトル「英雄伝説黎(くろ)の軌跡」のほか、「英雄伝説閃(せん)の軌跡」シリーズなどを販売しました。
2022年2月にはPlayStation4向けゲームソフト「イースⅧ&Ⅸ スーパープライスセット」や「イースⅨ -Monstrum NOX-(モンストルム・ノクス)スーパープライス」を、2022年3月には音楽アルバム「英雄伝説黎の軌跡オリジナルサウンドトラック」を発売しました。そして、Nintendo Switch自社参入タイトル第一弾「那由多(なゆた)の軌跡アド・アストラ」を2022年5月に発売しました。
また、PlayStation4向け「英雄伝説閃の軌跡Ⅰ~Ⅳ&創の軌跡コンプリートBOX」及びPlayStation5向けゲームソフト「英雄伝説黎の軌跡」を2022年7月に発売しております。
なお、「軌跡」シリーズ最新作、PlayStation4及びPlayStation5向けゲームソフト「英雄伝説黎の軌跡Ⅱ -CRIMSON SiN(クリムゾン・シン) -」につきましては鋭意制作中です。「英雄伝説黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-」に関しましては、これまで以上に広告・販促展開を強化してまいります。
その結果、製品部門の当第3四半期累計期間の売上高は132百万円(前年同四半期は160百万円)となりました。
任ッチ版那由多の軌跡を発売した結果前年同期よりも減収する結果に。
先述の記事でも取り上げた通り、収益認識の変更で第1四半期に前期末発売ソフトのデジタル売上高が含まれなくなった物と思われるので、単純な額だけで比較するのもフェアじゃないんですけどね。
では第2四半期時点の数字と比べてみたらどうかというと、
製品部門の当第2四半期累計期間の売上高は100百万円(前年同四半期は76百万円)となりました。
(第2四半期決算より)
第3四半期単独だと前年同期は0.76億円→1.6億円だったのに対して今期は1億円→1.32億円…
幾らニシくんでもどちらの方が売上高が増加しているかは分かりますよね。
“Nintendo Switch自社参入タイトル第一弾「那由多(なゆた)の軌跡アド・アストラ」を2022年5月に発売しました”結果が前年同期比で六割あまりの減収っていう。
ニシくんが苦し紛れに“那由多の軌跡アド・アストラは公式がジワ売れアピールしてるんだガー”とか言っていたような気がしますが、現実(現実)は非情である。
となればどこで増収しているのかと言えば主に海外向けに委託しているライセンス部門となる訳ですが。
ライセンス部門におきましては、PlayStation4向けに「那由多の軌跡:改」「英雄伝説黎の軌跡」繁体字中国語版及び韓国語版、Nintendo Switch向けに「イースⅨ -Monstrum NOX-」「英雄伝説閃の軌跡Ⅲ」「英雄伝説閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-」の繁体字中国語版及び韓国語版、「那由多の軌跡アド・アストラ」繁体字中国語版を発売し、PC・Steam向けには「イースⅨ -Monstrum NOX-」「英雄伝説零(ぜろ)の軌跡:改」「英雄伝説碧(あお)の軌跡:改」「英雄伝説閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-」の繁体字中国語版及び韓国語版、「那由多の軌跡:改」繁体字中国語版及び韓国語版と日本語版を発売しました。2022年7月には、PlayStation5及びPC・Steam向けに「英雄伝説黎の軌跡」繁体字中国語版と韓国語版を発売しております。
また、スマートフォン用アプリ「イース6 Online~ナピシュテムの匣(はこ)~」やオンラインストーリーRPG「英雄伝説暁の軌跡」、旧タイトルのPCゲーム英語版ダウンロード販売のほか、「イースⅧ-Lacrimosa of DANA-」「イースⅨ-Monstrum NOX-」「英雄伝説閃の軌跡Ⅲ」「英雄伝説閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-」「東亰ザナドゥeX+(エクスプラス)」の英語版なども引き続き展開し、2022年9月にPlayStation4、Nintendo Switch、PC・Steam向け「英雄伝説零の軌跡:改」英語版を発売いたします。
なお、「軌跡」シリーズ最新作、PlayStation4及びPlayStation5向けゲームソフト「英雄伝説黎の軌跡Ⅱ -CRIMSON SiN-」繁体字中国語版及び韓国語版を2022年10月に発売するほか、PlayStation5向け「イースⅧ -Lacrimosa of DANA-」英仏語版を2022年11月に発売いたします。そして、PlayStation4、Nintendo Switch、PC・Steam向けに「英雄伝説碧の軌跡:改」「英雄伝説創の軌跡」「那由多の軌跡:改」のそれぞれ英語版を展開する予定です。
その結果、ライセンス部門の当第3四半期累計期間の売上高は1,352百万円(前年同四半期は1,243百万円)となりました。
雲豹娯楽がローカライズとパブリッシングを手がける「英雄伝説 黎の軌跡II」の繁体字中国語/韓国語版は10月発売予定なのに、日本一ソフトウェアが移植とローカライズ、パブリッシングを手がける「英雄伝説 創の軌跡」は2023年時期未定という辺り…
ファルコムに寄生して相当な売上を上げているくせに物凄い無能ぶりを見せつけてくれますよね、任本位ッチソフトウェアは。
ファルコムタイトルの欧米向けのローカライズ展開はNIS Americaを切った方が良いと思いますけどね。
任本位ッチソフトウェアとしてはどうしても任ッチに移植したいというならそこだけ丸投げでやらせておけば良いでしょうし。

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