
やっぱり任天堂のデジタル比率は“半分を超えました”とか言ってましたけど自慢できるような物でも無いですね。
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[スクエニHD: 2023年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) / 決算説明会資料]
売上高は前年同期比15.5%減の748.76億円、営業利益は16.7%減の144.3億円、経常利益は48.7%増の262.55億円、純利益は45%増の183.55億円となっており、減収減益となるも経常利益、純利益では大きく増益しています。
これは勿論為替差益。
海外子会社の売却に纏わる収益と費用も計上しており、費用の方が上回っている状況なのですが為替差益がとんでもない額になっている為打ち消されています。
○デジタルエンタテインメント事業
ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツの企画、開発、販売及び運営を行っております。デジタルエンタテインメント・コンテンツは、顧客のライフスタイルにあわせて、家庭用ゲーム機 (携帯ゲーム機含む)、PC、スマートデバイス等、多様な利用環境に対応しています。
当第1四半期連結累計期間のHD(High-Definition:ハイディフィニション)ゲームにおいて、「OUTRIDERS」、「NieR Replicant ver.1.22474487139... 」を発売した前年と比較して、新作タイトルによる収益が減少したことにより、前年同期比で減収となりました。
MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)においては、「ファイナルファンタジーXIV」の月額課金会員数が増加したことにより、前年同期比で増収となりました。
スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、4月にサービスを開始した「聖剣伝説 ECHOES of MANA」が堅調な滑り出しを切ったものの、既存タイトルの弱含み等により、前年同期比で減収となりました。
当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は53,570百万円(前年同期比23.3%減)となり、営業利益は14,140百万円(前年同期比17.5%減)となりました。
主力のゲーム事業は普通に減収減益ですね。
一方、AM事業については今般のパンデミックによる外出自粛などの影響が前年同期比で減ったことから増収の大幅増益を達成、出版事業は減収減益、ライツ・プロパティ事業は増収も減益と。
出版事業については出版される本次第という部分が大きいにせよ、巣籠もり需要の減退に伴う減収傾向が出ているのかもしれません。

ゲーム事業はHDゲーム(といっても任ッチなども含む)が顕著に減収となりスマ・ブラも減収、MMOというかFFXIVは増収しているのですが。

ゲーム事業におけるフィジカル版売上高は535億円中19億円と極めて低水準です。
多分これMMO(FFXIVとDQXオンライン)のフィジカル版も含んでるんですけど、“HDゲーム”に限定すると仮定すると84.2%ぐらいがデジタル売上高比率となるんですよね。
任ッチのデジタルシフトが進みようもないが故という部分はあるのでしょうが。

一方デジタル本数比率はというとタイトルでも触れた通り87.9%と、HDゲームの推定デジタル売上高比率とそう大きな乖離は見られないんですよね。
デジタル版の販売戦略は会社によって違いますが、少なくともスクエニの場合は一本あたりの売上高にフィジカル版とデジタル版でそう大きな違いは無いようです、といっても一本からの取り分はデジタル版の方が大きいわけで、小売価格としてはデジタル版の方がやや低くなるのでしょうが。
といった所ですね、主要なタイトルは第2-3四半期に集中しているというか集中しすぎているので、今期の業績がどうなるかはまだ何とも言えない所ですが。
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