
龍が如くの話でもそうなんですけど、これでソニーを相手に戦い出すから困りますね。
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[ResetEra: [History of Video Games Vol.2] Early History of Marvel Games (included discussions with Activision, Microsoft & Sony)]
これはゲハ史を綴った海外書籍「The Ultimate History of Video Games」の第2巻で明かされたものだそうで、

・The Ultimate History of Video Games, Volume 2: Nintendo, Sony, Microsoft, and the Billion-Dollar Battle to Shape Modern Gaming (English Edition) Kindle版 (Amazon)
簡単に「Spider-Man」の成り行きを説明しておくと、2000年以来Activisionがゲーム化件を持っていた…のですが、全体的に評判も売れ行きも今一つで、2014年の「The Amazing Spider- Man 2」を最後に契約が打ち切られたというんですね。
そこで、2014年5月にMarveのゲーム担当SVPとなったJay Ong氏はSpider-ManのIPで収益を上げるべく、“ライセンスを受けたゲームなど下らない”という考え方を持たないパートナーパブリッシャ探しを始めたというのですが。
そこでMSとSCE(当時)に打診してみたものの、MSは自社IPに焦点を当てるとして契約をしなかったのだとか。
そこでSCEの製品開発担当VPだったAdam Boyes氏らにプレゼンして、AAA級のPS独占タイトルとして「Marvel's Spider-Man」が制作される筋道が作られたのだとか。
Insomniac Gamesの創業者でCEOでもあるTed Price氏によると、この成功にはSIEが多額の資金を投じた事もあるのだとか。
そしてMark Cerny氏がプロジェクトのコンサルティングを担当し、Insomniac Gamesが開発を手がけたことも成功した背景としては重要な
Insomniac Gamesにとってもターニングポイントとなった「Marvel's Spider-Man」の大ヒットですが、MSがゲーム化の権利を独占していたとしてこれほどの成功を収めることは出来なかったでしょうから結果としては良かったのでしょうね。
しかし、タイミング的にMS側のゲーム事業トップには既にPhil Spencer氏が就いていた辺りだと思いますが、自社IPを重視したいと言ってこの8年間一本も成功し確立できたIPが無いんだから凄いですよね。
既存IPでもGears( of War)やHaloが大失敗っていう。
成否にかかわらず新規IPの立ち上げにチャレンジする必要もあるでしょうけど、流石にやり方に致命的な問題があるのではないでしょうか。

・PS5 Marvel's Spider-Man: Miles Morales Ultimate Edition (Amazon)
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