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 何しろこれですからね、PS5が史上最高の販売(出荷)台数を記録(※2260万台超)しただけでは達成不可能な水準です。

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[ソニーグループ: 2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結) / 決算説明会資料 / 補足資料](pdf)

 前記事で取り上げましたが、この記事ではソニーグループのゲーム&ネットワークサービス分野(G&NS分野)について詳しく取り上げます。
 ちなみにG&NS分野というのはSIEのPlayStation事業のことで、音楽分野(SME)が手がけるスマゲ等、アニプレのゲームについては別枠ですね。

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 その業績はこのようになっており、2022年3月期はやや増収増益、ただ為替の好影響がある為それを勘案するとやや減収減益となっていますが。
 減収減益の要因はサードパーティタイトルの販売減が第一、というか唯一挙げられていますね。

 2022年度の見通しについては大幅増収で、これはハードウェアの売上高が増加するほかにサードパーティタイトルの販売増を見込んでいると。
 一方で営業利益については減益の見込みですが、これはBungie買収の今期支払い分が影響しているようです。
 他には自社スタジオの開発費を中心としたコスト増加が見込まれているとしており、昨期発売されたファーストパーティタイトル…規模が大きめの物だとラチェクラRA、HorizonII、GT7以上のタイトルが出る見込みという事になりますが。
 「Gof of War: Ragnarok」以外にも何かありそうですね?

 あと、今やっている業績説明会によると今期のPS5販売台数は1800万台程度と、以前の見通しを下回る見込みのようです。
 となるとソフトでよっぽど売上高が増える見込みなんですかね…PSVR2も今期中に発売される可能性がありますが。

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 第4四半期は前年同期比でやや増収、大幅増益。
 これはPS5のコスト改善の他、HorizonIIやELDEN RING、GT7の販売が奏功した物と思われます。

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 G&NS分野の研究開発費は前期比で大幅増の1756.77億円。

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 G&NS分野の細かい売上高ですが、ハードは通期で増収、ゲームソフトはやや減少…といっても3%程度ですが。
 ネットワークサービスは増収、その他(主として周辺機器)についても増収と。

 ゲームソフトの販売本数は3.032億本でやや減少、これは1-3四半期に大型タイトルの発売が少なかった為ですが、第4四半期は増加。
 ファーストパーティタイトルの販売本数は4390万本で前年度比1450万本程度減少ですが、第4四半期については倍近くまで増えていますね。

 ゲームソフト販売本数に対するデジタル比率は66%でやや増加した程度ですが、デジタル売上比率は“フルゲームソフトウェア”の売上高単体で見ても79.5%→81.6%へ増加。
 ちなみに任天堂基準のデジタル比率(追加コンテンツとネットワークサービスの売上高込み)だと92.9%→93.4%となっています。
 フィジカル版のみのランキングが如何に参考にならない物であるかがよく分かります。

 PS5の通期販売(出荷)台数は1150万台と、PS4の2期目販売(出荷)台数1480万台を大きく割り込んでいますが。

 …ということで今期大幅増収見込みのSIEによるPlayStation事業ですが、ひょっとしたらこれでも保守的な予想なのかもしれません。
 PS5が以前の予定通り、PSプラットフォーム史上最高の販売(出荷)台数を達成できれば売上高4兆円超えも有り得そうですね。

追記:決算説明会の質疑応答によると1800万台はこれぐらいは確保出来ているという水準なので、上手く行けば上振れする可能性はありそうです。
 また、PS+リニューアルでも新作ファーストソフトの発売日サブスク遊び放題投入は予定されていないようですが、これは現状だと初日に遊び放題とした場合収支バランスからするとソフト開発費を減らさざるを得ないためで、しっかり作り込むためにも初日遊び放題にはしないとコメントされていました。

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