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 デジタル売上高はソニーが任天堂の五倍ぐらい、サード市場は推定で軽く十倍以上の差はありますかね。

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[任天堂: 2021年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) / 決算説明資料](pdf)

[ソニー: 2020年度第4四半期連結業績補足資料](pdf)

 という訳で出揃いましたゲーム機プラットフォーマーの決算。
 といってもMSはXbox事業の収益を一切具体的には明かしていないのでここで比較する事は出来ないのですが、任天堂にもボロ負けであろう事はほぼ間違いありません。

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 任天堂の売上高は1兆7589億円、対するソニーのゲーム&ネットワーク分野は2兆6562.78億円。
 任天堂はWiiDS時代のピークを超えられなかったのに対し、ソニーの売上高はそれにたいし1兆円近い差を付けています。

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 営業利益は任天堂が6406億円、ソニーのゲーム分野が3421.92億円。
 利益率では任天堂の圧勝なんですけど、ハードでどんだけぼったくってるんだって話ですね、前の記事でも書きましたけど。

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 研究開発費は任天堂が932億円、対するソニーのゲーム事業は1445.62億円。
 ハード・ソフト・ネットワークサービスとあれだけ差があって1.5倍差しかないわけ?と疑問に思う所ですが、前の記事でも書いたように任天堂のそれはサードに開発させてるソフトの開発費負担分も含んでいるのではないでしょうか。

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 ハード販売(出荷)はNintendo Switchシリーズが2883万台(内重い方が2032万台)、対するソニーのゲーム分野はPS5が780万台、PS4が570万台。
 PS4は前年度から続いた在庫の制限が痛いところでしたね、PS5の需要が想定以上というのはあったのでしょうが。

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 ソフト販売(出荷)は任ッチが2億3088万本、PS5/PS4が3億3890万本。
 堂々一億本差です。
 というとニシくんはソニーはDL専売ソフトモーとか言い出しそうですが多く見てもDL専売ソフトの占有比率は一割程度とは前にも書いた通りですし、任天堂なんてちょっと売れたDL専売ソフトは雑にパケ版出して数に含めてるんだからそんなに差が縮むはずもないんですよね。

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 デジタル売上高は任天堂が3441億円で比率は42.8%、ソニーが1兆8376億円でデジタル比率は93%。
 ちなみに任天堂基準でのゲームソフト売上高は全体で見ると任天堂が8039.7億円という事になるのでソニーの半分未満っていうか4割強ですね。
 ソフトの“販売本数”でいえば任ッチがPS5/PS4の2/3程度、任ッチにDL専売ソフトを含めれば差はもう少し縮まるはずなのにこの売上高の差、ゲーム産業の収益構造が変わっている事実(※任天堂を除く)がよく分かります。

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 ハード売上高比率は任天堂が52.7%、ソニーのゲーム分野が19.5%。
 PS5が発売されたにも関わらず大きな差が付いていますね、PS5の出荷が本格化していないからという側面はあるにせよ、やっぱり任天堂ハードってこれソフトが売れてないのでは。
 携帯機のアタッチレートが低い傾向はありますが、PS3のソフト販売本数が最終的にWiiのそれを超えた事実からも分かるように任天堂ハードだから低いという側面もありそうですね。

 自社ソフト売上高比率は任天堂が79.4%、ソニーのゲーム分野におけるそれは非公開ですが、フルゲームソフトウェアにおける販売本数は全体の二割を割り込んでいるので、任天堂ハードの追加コンテンツの売れなさからしても販売本数でその程度の差は付いていそうです。
 つまり任天堂プラットフォームにおいてサードは1656.2億円マイナスNintendo Switch Online加入料や任天堂ソフトの追加コンテンツ売上高(最大で326+296+433+344=1399億円)が差し引きされた分しか手に入らないのに対して、PSプラットフォームにおいては1.3兆円程度…SIEファーストタイトルが追加コンテンツの販売による“リカーリング”収益を不得意としている事を考えるとサードはそれ以上の収益を得ている事になるわけですね。
 まあ最大で~というのは極端な話ですけど、サードにとっての市場としては15倍差ぐらいはあってもおかしくない訳です。


 任天堂は“ハードとソフト一体型のビジネスを~”って繰り返してますが、この決算で出たようにハードを売り続け、ボッタクリ続けないとビジネスが成立しないのではプラットフォームが成り立ちませんし、ハードで最大限の利益を得ようとするためにゲーム機の性能底上げには繋がりません。
 それでいてソフトウェアビジネスでは可能な限りPSプラットフォームの足を引っ張ろうとしてくるんだから、特に任天堂の影響力が強い日本のゲーム産業にとっては害悪であると書いたのも間違いじゃないんですよね。
 さすがに任ッチ発売前後にここまであんな曲ツ機が売れるとは思ってなかったんですけど、順当にPSVita後継機となるPS携帯機第3世代モデル略してPSP3(仮)が発売されたとしたら、と考えていたが故でしたし。
 ここまで任ッチが売れた事を考えれば特に欧米において携帯機に市場は無い、需要がないという見方も改められていると良いのですが。
 何なら任ッチって映像出力があって操作方法が局限されている携帯機として見ればPSPのパクりですからね、コントローラが無線化できるようになった。

 とりあえず大雑把な比較だとこんな所でしょうか、第4四半期のニシくんの妄言についてかんたん論破するのは次の記事に。

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