
一応売上高は前年同期比五割増というんですけどね、Xbox事業。
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[MS: Earnings Release FY21 Q2]
MSの2021年6月期第2四半期決算は売上高が前年同期比17%増の431億ドル、営業利益が29%増の179億ドルと大幅増。
分野別には「Productivity and Business Processes」分野が13%増の134億ドル、「Intelligent Cloud」分野が23%増の146億ドル、「More Personal Computing」分野が14%増の151億ドル。
Xbox事業が属するのはMore Personal~ですが、これについては
・Windows OEM revenue increased 1%
・Windows Commercial products and cloud services revenue increased 10% (up 8% in constant currency)
・Xbox content and services revenue increased 40% (up 38% in constant currency)
・Surface revenue increased 3% (up 1%in constant currency)
・Search advertising revenue excluding traffic acquisition costs increased 2% (up 1% in constant currency)
…と説明されています。
この分野、SurfaceとXboxのハード及びコンテンツが統合されている事からも分かる通り大概WindowsのOEMとコンシューマ向けOfficeが売上高と利益の大部分を叩き出しているんですよね。


ゲーム関連の売上高は前年同期比51%増でXboxのコンテンツ及びサービスの売上高は40%増、Xboxハードウェアの売上高は86%増というのですが、全体の売上高を見れば分かる通り分野全体の売上高は14%しか増えていない辺り、ゲーム事業の貢献度がいかに低いかが分かります。
XSX|Sの販売(出荷)台数については明らかにされていませんが、とてもじゃないけど公に出来ないような数字になっていそうですね。
[MS: Earnings Release FY14 Q2]
ちなみにこれがXb1が発売された時の決算ですが、この頃は「Devices&Consumer」分野の中でハードウェアとソフトウェアが個別に記載されていました。

Xb1は390万台、X360は350万台を出荷していたわけですが、ハード事業については粗利率が一割にも満たず…

コンテンツに関してはハードよりはましに見えますが、Office365や検索広告を含めてもこの利率という。

なお完全に舐めた商売になっていそうなWinndowsのOEM及びOfficeのコンシューマ向け事業に関しては売上高53.8億ドルに対して粗利49.8億ドル、もう滅茶苦茶です。
というわけで、今回の決算に関してはXbox事業がむしろ営業利益率を押し下げてる可能性が高そうですね…
ゲーム事業が前年同期比五割増えてるのに分野全体の売上高は14%しか増えていない辺り、分野全体に対する貢献度は低いでしょうし。
というか前年同期が前年同期時点で二割売上高が減っているという。
MSみたいな会社が胸を張って数字を出せない以上、とても褒められた物では無い売上高なのは分かりますけど。
Xbox関連の売上高って第2四半期単独なら20億ドルぐらいなんですかね?

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