55345PSfive
 XSXはSoCの製造プロセスは一緒でもでダイサイズが大きく、メモリモジュール数もPS5より多くなっているわけで当然と言えば当然ですけど。
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[日経クロステック: 次世代ゲーム機頂上決戦、大サイズを許容しコストを優先したPS5]

 有料記事との表示になっていますが、期間限定無料公開中という事かもしれません。

 先にXbox Series Xを分解して電源部が小容積に詰め込まれている、電源コードの取り回しがACと内部のDCで交差していて設計的には望ましくないなどと書いていたのですが、こちらはPS5の分解レポートですね。

 とはいえPS5の分解レポート自体は結構色々出ているので省略するとして、コストの推計について

 コストを比べると、PS5の原価は「販売価格499米ドルと同等程度ではないか」(電子部品に詳しい技術者)と推測する。加えて、使用するネジの種類を絞ったり、部品点数を必要な数量にとどめたりなど、無駄を減らして生産不良を少なくする設計を取り入れることで、コストを抑えているとみられる。

 一方のSeries Xは、部品の推定原価を足し算しただけでも「ゆうに500米ドルを超えるだろう。組み立てコストを合わせたら600米ドルに迫るのではないか」と、前出の技術者は話す。Series Xの売価はPS5と同じく499米ドルである。

 だそうで、設計時にコストダウンを意識したPS5に対してXSXは雑に部品を詰め込んだ結果高価になっている、と。

 部品そのものはPS5の方が専用設計の物が多いんですけどね、XSXとか光学ドライブもSSDも汎用品をほぼそのまんまぶち込んだ物ですし。

 じゃあ何処で差が出てくるのかというとやはり半導体コストという事になるのでしょう、SSD周りではPS5の方が搭載しているフラッシュメモリモジュールやコントローラ、キャッシュ用のメモリなどが多いわけですが、XSXはSoCが必然的に大型になりメインメモリのモジュール数も多く…
 それでいてメモリは2種の容量を混載とした結果2つの空間に分かれ、アクセス速度も中途半端になったんだから間の抜けた話ですが。

 その辺は前も書いた気がしますが、多分XSXって当初は約600ドルで売り出すつもりだったんじゃないですかね、だからXSSみたいなのが出てきてしまったという。
 形振り構わず(実際にはコストをある程度意識しつつ)“ゲーム機史上最高性能”を目指した結果より安く作れるPS5に実効性能でボロ負けしてるんだからかなりの間抜けではあるのですが。

 前から書いていた通り、かけるコストが同じならSIEは任天堂は当たり前としてもMSより高性能なゲーム機を作れるという。

 そういえば前の記事で取り上げた自称経済研究所さんが“PS5は一台売る毎に200ドルの赤字なんだガー”とか言ってましたっけ。
 これも前に書きましたが、それが事実であれば通期業績予想の営業利益が第2四半期時点より減らないとおかしいですよね。
 200ドルの赤字で1000万台売ったら2000億円ですよ。

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