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 プレコミュで募集が行われた“サマーレッスンを中心としたProject Morpheusの体験会”に参加してきたのでそのレポートを簡単に。
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[プレコミュ:【参加者募集!】「Project Morpheus」ユーザー体験会開催決定!! 『サマーレッスン』を中心とした様々なデモを体験できる!]

■「サマーレッスン」体験

 Project Morpheus自体の印象も含めてですが。

・HMDの固定は前部ディスプレイ部を手に持っている状態でコンパニオンさんにヘッドバンドの後部を締め付けて貰い、その後前部を調整する、という形
・装着感は色々な体験レポートでも書かれている通り、頭全体に重心がかかるのでHMZシリーズよりも動かしやすく、Oculus Rift系よりも目の周りへの圧迫感は小さいと思います
・ただ、もう少し前の部分を押しつけた方が良かったのか、頭を振ったときに僅かにHMD本体がぶれていたかもしれません
・ヘッドマウントディスプレイを装着した後にヘッドホンを付けますが、これも補助がないと少し面倒かも?普通にオンイヤーのタイプヘッドホンでした

・「サマーレッスン」窓際の小さな部屋に“自分”が座っている場面から。画面が写った瞬間はやや解像感の低さを感じますが、これは片目につき960*1080を広視野角で割り振っている為に仕方が無い部分ではあるのかもしれません
・視野を全てカバーしているわけではないので映像が映ったときに周囲に丸く“画面外”が出る、というのもその通りですが、集中して何かを見ている時には気にならない程度の視野角は確保されています



・女の子の部屋にサメグッズがある、というのはその通りでしたが、“正面”(窓の方)ではなくベッド側…横から後ろ辺りに配置されているような印象ですね
・その後「窓の方を向いて下さい」と画面表示が出た後に女の子が部屋にやってくる、という導入になっており、その後の展開も含めてProject Morpheusのバイノーラルサラウンド機能を分かりやすく見せる演出が行われています。サラウンドについては首を振っても音源が動くので臨場感があり ます
・内容については他所で色々書かれている通りですが、“前”(窓の方)に行こうとするとトラッキングが外れる部分があって少し違和感がありましたが、それ以外の方向であれば頭の動きに画面の視野がスムーズに追従し、遅延を認識する事もあまりありませんでした
・視野角についてあまり気にならなくなったのと同様、解像度についても体験している最中はさほど気にする事はありませんでした。動いているもの(サマー レッスンの場合はキャラクターである女の子)に意識が集中しているからかもしれません。体験として他に比較するものが無いから、というのもありそうです

 プレイヤーが違和感を覚えないように作られたというだけあって“部屋の中にいる感覚”がよく出来ていますし、こちらの視線、というか頭の向きに女の子が 反応するというのも上手く機能していますね。とはいえどういうものかを知るにはどうしても体験してみる必要がありそうですが…


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■SCEWWS吉田修平プレジデント&サマーレッスン原田勝弘Pとの質疑
 レポート室で行われていた話より一部を。多分同じような質問と回答は何度もやっているだろうなと思いますので、ある程度気になった部分ですが。ちなみに質疑は順不同で質問は結構別々の人がしていました。ついでに吉田氏と原田氏の回答がごっちゃになっているのですが…

・夜中にプロ向けの体験会を設定しているのだが、プレコミュに応募して参加している人にも開発者が結構いる(その回にもいましたが)

・マフィアさんが~の他、ピョコタンさんが云々とか言っていたので二人とも割とその辺りでも有名人は認識しているのかも

・VR HMDでの視界のブレによる酔いというのは固定スクリーンにおける主観視点酔いや立体視酔いとは比べものにならず、30度もロール方向に傾くときつい、といっていたように慣れても三半規管とのズレが大きくなるとかなり酔う
・その為、フライト系は向かないが視野が水平に保たれる自動車の運転などの相性は悪くない

・VR HMDの酔いやキャラクターへの違和感というのは慣れる部分があるが、その分初めて体験する人の印象が分からなくなるのでその慣れが危険という面もある

・アニメ的なキャラクターモデリングへの違和感というのは慣れという部分の他、デフォルメされた造形や目の作りが視線を認識するのに向いていない部分があ り、そこを作り直すと“キャラクターとして正しいか”という所も論争の種になってしまうのが既存のキャラクターを使う事を避けた理由でもある
・視線を意識する、というのは重要な部分で、GEシリーズの富澤Pは人と目を合わせないのだがサマーレッスンをやっていても視界をずっと女の子から逸らしているのが分かる(とばらしているのは云々という話にも)。やろうと思えば人と目を合わせるトレーニングにもなるのでは

・この体験会で幾らなら買いますか?と聞くと5万円ぐらいという人が多かった(そこで普及を考えるとPSVitaぐらいの値段に抑えて欲しい、という人も)

・画面の視野角を広く見せる為の凸レンズは色収差が少なくなるようにする等こだわっている

・Project Morpheus側のボックスに付いているプロセッサはMorpheusに合わせて歪んだ画像を整復してテレビに出力したりする機能を持っている。こちら のプロセッサを強化してグラフィックをより綺麗にすることは可能だが…(複数のレギュレーションに対応する必要が出てきてしまうのはコンテンツを制作する 側としては難しい、と原田氏)

・プレイ中の操作デバイスは課題だが、カメラが接続されているので手のモーション検出による操作は可能かも

・有料DLCネタが出る事もあり、“際どい服に着替える直前でこの先は幾らになります”とかやればいい、とか“アイマスのライブを再現して、沢山お金を 払った人の方を向いて応援してくれる要素があればぼろ儲け”、“バンナムの株主になってDLCで儲けた金で開発費を出してと要望して”といった冗談も飛ば していました

・360度カメラを使ったバーチャル飲み会なども可能かも

・バーチャルゲーセンを出して欲しいという要望は受けるが、VRだけでも性能を使っているので難しい部分がある。鉄拳1ぐらいなら出来るかもしれないがクソゲーと言われそう

・プレイヤーが傍から見られている場面の印象も考えて、試作機の段階からデザイナーを入れて違和感の少ない見た目を目指している

・(発売時期は?)年内はありません
・コンテンツ次第という部分もある

・本体のブラッシュアップは続けている

・視線を検知するセンサーも付けたいが、今の所かなり高くなる(らしい、と原田氏)

・周囲の状況を把握しやすくする為、ディスプレイ部を跳ね上げてずらしやすいように作っている。カメラを付けて切り替えるのと手間は変わらず、より低コストで周囲が確認出来る

・いつ出せるかはコンテンツ次第でもある
・体験会に来ている人は買うと言ってくれているが知名度がまだまだ足りない、体験した人も広めて欲しい

・体験会を地方でやることは検討している、出来れば良いとも

 等々、…何か忘れているやり取りもありそうですがこんな話が出ていました。
 既存のインタビューなどと被っている部分も多いのですが、お二人ともフレンドリーに質問に答えられていましたね。

 試遊ブースに必要な面積が結構大きい(通常なら4台分ぐらい試遊機がおけるスペースで1台)ので体験会を実施するのも色々大変な部分はありそうですが、体験しないと実感出来ない部分が大きいので地方でも開催されると良いですね。

 Project Morpheusにはあれもこれも欲しいと言い出せばまだまだ欲しい物はあるのですが、5万円とかからずに購入出来るゲーム機で今実現可能な仮想現実HMDとしてはかなり良い線を行っているのではないでしょうか。

 VRの普及を図るという意味ではProject Morpheus周りの投資額は最低限になるようにしてくれた方が良いのですが、実際幾らぐらいになるのでしょうね。個人的には5万円でも買いますが。

追記:お名前を間違えていたのを一カ所訂正しました、失礼しました。ご指摘ありがとうございます。
 ついでですが5万円でも買う、というのは個人的な意見で、普及を図るにはPSVitaと同程度のコストぐらいには抑えて欲しいという意見ですね。

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