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 滅茶苦茶な儲け方をしていますが、中国向けのスマ三国志IP収入だけでなく「仁王2」などのリピートも好調とのこと。
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[コーエーテクモHD: 令和3年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) / 決算説明電話会議資料](pdf)

 売上高は前年同期比57.2%増の113.63億円、営業利益は358.6%増の43.87億円、経常利益は617.8%増の89.57億円、純利益は199.8%増の66.28億円となっています。

 連結業績予想は引き続き“未定”。

エンタテインメント事業 売上高 107億42百万円 セグメント利益 43億15百万円
 「シブサワ・コウ」ブランドでは、当社がIPを許諾したスマートフォンゲーム『三国志・战略
版』が、中国のApp Storeセールスランキングで1位を獲得するなど好調です。「三國志」シリー
ズ35周年記念となる新作スマートフォンゲーム『三國志 覇道』(iOS、Android用)は、6月に2
度目のβテストを実施し、更なるクオリティアップを図ってまいります。
 「ω-Force」ブランドでは、株式会社アトラスと共同開発した『ペルソナ5 スクランブル ザ
ファントム ストライカーズ』が、6月にアジアで発売されました。
 「Team NINJA」ブランドでは、『仁王2』が5月に全世界累計出荷本数100万本を突破いたしま
した。
 「ガスト」ブランドでは、『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』のリピート販
売が収益に寄与しております。
 「ルビーパーティー」ブランドでは、5年ぶりのナンバリングタイトル「遙かなる時空の中で
7」(Nintendo Switch用)を、6月に国内、アジアでリリースいたしました。
 「midas」ブランドでは、スマートフォン向け新規タイトルを鋭意開発中です。

 P5Sはリリース致しましたで終わり、遙か7も同様ですね。
 具体的に本数が出ているのは累計100万本を突破した仁王2のみと。

 経常利益が滅茶苦茶な事になっていますが、これは営業外収益が投資有価証券売却益35.54億円、デリバティブ評価益12.44億円などにより58.62億円の利益を出しているのに対して営業外費用は12.92億円となり、大幅な黒字を出しているためですね。

 全体的には為替差損が1.65億円、SARS-CoV-2による特別損失が1.24億円計上されているのですが、純利益を大幅に押し下げるほどの物ではないようです。

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 業績予想は未定ですが、“500万本級パッケージゲーム”は引き続き年度内のリリースを予定しているようです。

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 「遙かなる時空の中で7」は国内アジア合わせて3万本と…6の発売年内販売本数と同等レベルの売上とも言えるかもしれませんが、普及台数が何の役にも立っていないとも言えます。

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 売上高に関しては、受託タイトル(FE風花雪月やP5S)が国内に計上されている一方、その販売本数は含まれていないから国内と海外(欧米)での販売本数辺り売上高に大きな差がついているのではないかと思いますが、ともあれそれを込みにしても国内をアジアが上回るという好調ぶり、これはIP許諾タイトルの「三国志・戦略版」が中国で好調だからとのことですが…
 DL比率は50%前後を行き来しているようですが、販売本数そのものは大幅増。

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 パッケージゲームとDL売上高も前年同期に比べ大幅に増加していますが、これについては「仁王2」などのリピート販売が増加したとのこと。

 PlayStationが凋落したことにしたい人(自称経済研究所とか)がいるようですけど、このように売上高が大きく伸びる中、明白に売れたと断言されているのはPS対応タイトルばかりなんですよね。
 ゲハじゃなくて現実で現実を見てきてほしいものですが。

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