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 何れのタイトルが未達でも逃げ場は無し。
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[コーエーテクモHD: 令和2年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) / 決算説明会資料](pdf)

 決算短信にて、“上半期において一部タイトルの販売が計画を下回った”とされているのですが、上半期に発売したタイトルはというと…

任天堂株式会社および株式会社インテリジェントシステムズとタッグを組んで開発した『ファイアーエムブレム 風花雪月』(Nintendo Switch用)が、7月末にワールドワイドで発売
『進撃の巨人2 -Final Battle-』(PS4、Xbox One、Nintendo Switch、Windows(Steam)用)を全世界で発売し22万本
当社が開発を担当した株式会社スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』(PS4、Nintendo Switch用)が7月に欧米向けにリリース
Nintendo Switch専用ソフト『MARVEL ULTIMATE ALLIANCE 3: The Black Order』(© 2019 MARVEL © Nintendo Developed by コーエーテクモゲームス)が、7月に任天堂株式会社よりワールドワイドで発売
『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』(PS4、Nintendo Switch用)を、9月末に国内、アジアで発売いたしました。16万本を販売し、セルスルーでシリーズ歴代最高の出足となりました。

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 一体何tendo Switch向けソフトが計画未達だったんでしょうね…
 ちなみにこの“販売本数”、期間が不明なので何とも言えない部分はありますが、9月末まで(つまりライザのアトリエはほぼ初動のみ)であってもこの決算を発表する直前まででも“15万本”とか言ってたWSJのやべー奴が言ってた事は出鱈目でした、という事になりそうです。
 “リディー&スールのアトリエ18万本”から順調に減ってもいますけど、“セルスルーで歴代最高の出足”ってリディスーの出荷本数とは一体何処に出ていったのか?棚に積む堂?

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 後は販売(出荷)本数と売上高のデータも出ているのですが、何故か販売本数が倍以上に伸びたにもかかわらず売上高は減る謎。
 DL販売のセールで本数を稼いだのかといえば、DL版販売本数自体は伸びているもののDL版構成比はむしろ前年同期より下がっていますし。
 販売本数では海外78.3%なのに、売上高は35.1%っていうのは結構歪ですね。

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 こちらの説明によるとパッケージ販売本数が前期比で大幅に増えたのは“開発担当タイトル増加による”との事なので、DQB2や任ソフトの分も含んでいるという事になりそうですね。
 となれば取り分が減る(為に1本あたりの売上高が減少する)のは納得が行きますけど…
 ついでに家庭用ゲーム事業におけるデジタル比率は32%程度と、これは近年のゲームパブリッシャとしては相当に低い比率となっています。
 DL販売比率(本数)が前期比で大幅に減っているのもそのせいでしょうし。
 この辺も任天堂ハードを中心に置く形で出している弊害ですかね。

 「仁王2」はPS4世代向けですが、来期に発売を予定しているという“500万本級IP”はどうなる事やら。

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