51443NinKessan
 結びつかずというか何を計上した結果なのでしょうかね。
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[任天堂: 2020年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) / 決算参考資料](pdf)

 あまりゲームに関係ない話なのでここに書いておきますけど、本当に元号で決算短信を出す所が減りましたね。
 この時代に無駄に元号の発表を遅らせて引っ張ったせいなのはありそうです。

 さて、売上高は前年同期比2.4%増の1721.11億円、営業利益は10.2%減の274.28億円、経常利益は49.3%減の222.32億円、純利益は45.7%減の166.04億円。

 当第1四半期(2019年4月~6月)の状況は、Nintendo Switchでは、6月に発売した『スーパーマリオメーカー2』
が242万本の販売を記録し、好調な出足となりました。また、『マリオカート8 デラックス』が120万本(累計販売
本数1,789万本)と引き続き堅調に推移するなど、前期以前に発売したタイトルやソフトメーカー様のタイトルも販
売を伸ばしました。これらの結果、ハードウェアの販売台数は213万台(前年同期比13.2%増)、ソフトウェアの販
売本数は2,262万本(前年同期比25.9%増)となりました。
 ニンテンドー3DSでは、ハードウェアの販売台数は20万台(前年同期比44.9%減)、ソフトウェアの販売本数は
148万本(前年同期比49.7%減)となりました。
 ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、主にNintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトやダウ
ンロード専用ソフト等による売上が順調に伸び、デジタル売上高は306億円(前年同期比65.3%増)となりました。
モバイルビジネスでは、前期までに配信済みのアプリを多くのお客様に継続して楽しんでいただいており、モバ
イル・IP関連収入等の売上高は100億円(前年同期比10.0%増)となりました。
 これらの状況により、売上高は1,721億円(うち、海外売上高1,317億円、海外売上高比率76.5%)、営業利益は
274億円となりました。また、為替差損が120億円発生したことなどにより、経常利益は222億円、親会社株主に帰属
する四半期純利益は166億円となりました。

 純利益の減少は為替差損。
 まあ前年同期の大幅増益が為替差益だったのだからあれですね。
 しかし、任ッチの販売(出荷)台数と本数が増えていてデジタル売上高も増えてる、のに減益するというのはどうも常識外れですが…

51443NinKessan1
 地域別売上高、日米欧では増えるも“その他”地域で何故か減る。
 何故か、っていうか貿易分ですよねはい。

51443NinKessan2
 任ッチの販売(出荷)台数/本数の増加は3DSが死にかけてるのを考えても余りある筈なのですが、でも何故か減る営業利益。
 一体全体何処にそんな経費がかかっているというのでしょうね、棚?

51443NinKessan3
 有価証券が減ったと思ったら増える投資有価証券、そして増える「その他」の流動資産。

51443NinKessan4
 自社ソフト売上高比率は前年同期比よりは減っています、まあ何も出してないから…何も出してなかったっけ…?

 デジタル売上高関連は指標が増えていますね。
51443NinKessan5
 売上高比率は38.3%に達し、その内パッケージ併売タイトルの売上高が半分以上を占めている、という。
 …でも減益?

【デジタル売上高の計上に関して】
原則として、自社ソフトはグロスで売上計上(総額表示)し、他社ソフトはネットで売上計上※(純額表示)
しています。
※ 他社ソフトメーカー様等との契約に基づき当社が受け取る販売手数料を売上として認識し、計上しています。

 わざわざこんな表示をしているのはニシくんが“任天堂と違ってソニーハー”と騒いでくれるものと期待しているのかもしれませんが、もしこれが他社と違って丸儲けになる物なのであればもっと利益率は高くなるはずなんですよね。
 なのでこれ、事実上販売手数料というのがほぼ全部売値の分となっているのでは…?

51443NinKessan6
 期末に出たスーパーマリオメーカー2が240万本超えてました。でも減益。

 どうもよく分からない所の多い決算ではありますよね…貿易分以外にも何かありそうだというのは確かですけど。

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