前の記事でゲーム分野の速報をお伝えしましたが、順調な業績を上げています。
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[ソニー: 2019年3月期 第2四半期決算短信〔米国基準〕(連結) / 決算説明会資料 / 補足資料](pdf)
売上高は前年同期比5.5%増の4兆1364億円、営業利益は20.1%増の4345.2億円、純利益は60.7%増の5584.8億円と大幅な増益を達成。
純利益が矢鱈と増えているのはSpotifyの上場に伴う株式売却益542億円と株式評価益636億円が含まれている事が主な理由となっているようです。
これに伴い通期業績予想も上方修正、売上高8兆7千億円、営業利益8700億円の予想となっています。
分野別の売り上げですが、ゲーム&NS分野はネットワーク売り上げが大幅増。
こちらはPS+の契約も含んでいますが、平均3200万人ぐらいなので…一月あたり平均500円程度売り上げていると仮定すると割合としてはネットワーク売上高の15%程度ですかね。
それでも十分に大きな額ではあるのですが、主にネットワーク経由のソフトとそのコンテンツ販売が好調な事が好業績に繋がっているようです。
音楽分野は音楽制作での売り上げが減少、ゲームを含む映像メディア・プラットフォームの売り上げ増の勢いはやや鈍っているかも?
ちなみに音楽分野の業績予想が前年度比で大幅に増えているのですが、これについてはEMIの株式をソニーが取得する事で音楽分野に1100億円の営業利益を計上する見込みであるからとの事。
モバイルコミュニケーション(スマートデバイス)分野は下方修正と今一つですね。
G&NS分野
売上高は、ゲームソフトウェアの売上見込みの上方修正、為替の影響、「プレイステーション 4」(以下
「PS4®」)ハードウェアの販売台数見込みの上方修正、及び有料会員サービス「プレイステーション プラス」
(以下「PS Plus」)の売上見込みの上方修正などにより、7月時点の見通しを上回る見込みです。営業利益は、
前述のゲームソフトウェア及びPS Plus の増収の影響、ならびに直近の好調なビジネス状況を踏まえてPS4®
ハードウェアのプロモーション等のコスト削減を織り込むことなどにより、7月時点の見通しを大幅に上回る
見込みです。
音楽分野
売上高は、主に前述のEMI の連結子会社化にともなう影響や、モバイル機器向けゲームアプリケーション
「Fate/Grand Order」の好調の影響により、7月時点の見通しを上回る見込みです。営業利益は、前述のEMI
持分約40%に関する再評価益、EMI の連結子会社化にともなう影響、及び前述の増収の影響により、7月時点
の見通しを大幅に上回る見込みです。
前の記事でも書きましたがゲーム分野は大幅増収増益。
音楽分野に関しては営業利益を含めやや減少…これについては映像メディア・プラットフォーム分野の広告費増大とありますが、まどか☆マギカのスマゲーなどで景気よく?広告を打ったりしている影響でしょうか。
研究開発費は前年同期比で増加。
ちなみに任天堂で話題の?棚卸資産は前の四半期に比べると増えていますが、前年同期比で減少しています。
PS4ハードの販売台数については7/22時点の情報からアップデートはなし、と。
という事でまずまず順調な決算となっています。
スマ関連(MC分野)が業績面では足を引っ張っている部分がありますが、IoT時代に向け云々という方向性ではあるので、スマホがどうなるかはともかくとして事業は継続されそうです。
・PS4 1/17 ACE COMBAT™ 7: SKIES UNKNOWN COLLECTOR“S EDITION【早期購入特典】「ACE COMBAT™ 5: THE UNSUNG WAR ( PS2移植版) 」 「プレイアブル機体 F-4E PhantomII」「歴代シリーズ人気機体スキン3種」がダウンロードできるプロダクトコード (封入) (Amazon)
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「おそらく,今期(2018年3月期)が業績のピークとなろう。
PS4ハードの販売はすでにピークアウトしており,会社側がガイダンスしているとおり,売上高を牽引しているPSストアを通じたソフト販売も今期がピークとなるはずである。」
↓
2019年3月前半期
最高利益を更新、増収増益、ゲーム&NS分野が牽引