任天堂相手だと借りてきた猫のようですね。
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[4gamer: ビデオゲームの語り部たち 第6部:誰よりもプレイヤーに近い場所でゲーム業界を支え続けたゲームズマーヤの足跡]
元セガ黒川氏の連載ですが、ゲハで問題になってる面陳列要求についてはSCEと直接取引するための契約時に出された条件だったとかで、GAMESマーヤの秋谷店長はその時のことを
(前略、直接契約でなかなか最終的な契約を結べない際に便宜を図って貰ったナムコ{当時}の販売部長)
原口さんを通してお願いしたら,すぐSCEさんの方がいらっしゃったんですけど……入ってくるなり『うちソニーですよ,分かってます?』って上から目線で言われまして。友達のバイヤーに『もう殴ってやろうか』とこぼしたら,『ダメ,ここは我慢のしどころ』って諭されたのを覚えています」
と振り返り、面陳列を要求された時も移転先の契約書を見せるなどして対応した、中古は販売しないという条件を付けられた、というのですが。
ともあれ実現したらしい直接取引、前金で発売日の一週間前に入金という形式になった物の、問屋との取引だったセガサターンと比べ掛け率が低く販売時の利益は大きかったとのこと。
一方、PS/SSの前時代となる初心会と任天堂エンタテインメントショップについては完全にスルー、一応“注文しただけの数は来た”というのですが…実際には分納堂が酷い事になっていたのはよく知られている話ではあります。
結局その辺は本文では触れられず、写真の注釈として
黄金のマリオ像は,メーカー公認店的な「任天堂エンターテイメントショップ」に置かれるもの
と書かれているだけですね。
一応最後のまとめに
(略)取引先との商慣習やお客の個人的な話など,ここでは紹介できないものも多く,それについては残念に思っている。
との記述もあり…黄金マリオ像&例の柱(百万円を超えたという什器)の写真が残されているところからするとその辺りの話もしていたのではないかと考えてしまう所ではあります。
この辺り、初心会やそれに纏わるエピソードは紹介出来なくとも“SCEの人間が傲慢な態度を取っていた”という話は紹介出来る、というのはある意味ソニーが舐められているという見方も出来るんでしょうけど、任天堂みたいに他社プラットフォームのゲームを遊んでいるという話題すら出来ない所に比べればまし、という部分はあるのでしょうね。
この後にも任度されているのですが、
「今販売しているゲーム機本体の掛け率は,メーカーを問わず高いんです。ここでは詳しい数字を話せませんが,それを聞いたクリエイターさんたちがびっくりされるくらいです。(略)
メーカー問わず高い、といっても5%引きもしくはポイントが付けられるPSプラと、1%引きもしくはポイントしか無いニシッチでは同列に並べられないのでは…
任天堂販売のニシッチソフトは更に仕切り値が上がっているようですし。
興味深い記述としては、任天堂の故山内氏にいきなり握手を求めたりとか、多くのお客を覚えていたという話…会員証とPOSレジで管理しておいて、顔を見て思いだした名前を入力すると以前買ったソフトが分かるので、それを元に話をすると相手はこちらを覚えていたと思うので~とか。
顔と名前が結びついているだけでも結構凄い事ではあるのですが。
後は“店頭で質問しておいて安い量販店やネットショップで買うのがメンタルに大きく悪影響”云々と話してもいたらしいので、閉店理由にはその辺りがあるようです。
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