4gamerのバンナム原田P連載に出てきたスクエニ吉田P/Dですが、FFXIVの立て直しに関しては良く纏まっている物の、これまでに出てきた話も多いのでタイトルの辺りについて。
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[4gamer: 内なる“怒り”が新生FFXIVを作った――不定期連載「原田が斬る!」,第6回は「ファイナルファンタジーXIV」吉田直樹氏に聞く,MMORPGの過去と未来]
原田勝弘氏がロハで引き受けているというこちらの連載ですが、今回はFFXIVの立て直しについて…
FFXIVの立て直しに関する目新しい部分では(実際にはどこかで既出の部分はあるかもしれませんが)、
“当時の社長(和田洋一氏)は人を増やせばどうにかなると考えていたが、それでは駄目だと進言はした”
“スタッフがWoWどころかFFXIと比べても(旧FFXIVには)機能もコンテンツも無いと進言しても、チームの方向性は変わらない”
“新生に関わったスタッフは当初少なかったが、橋本善久CTO(当時)がある程度出揃うまで無駄になるコードは書かせなかった”
といった話が出ていますね、他には吉田氏が働いてきた所(2004年までハドソン、その後はスクエニ)ではPS2時代まではプログラマーの独擅場で、プログラマーにきちんと説明出来ないと作って貰えない、一方ナムコはプログラマーが企画に優しくて、曖昧な話でも色々作ってくれたので原田氏はやりやすかったとか…
そしてタイトルで取り上げた部分ですが、吉田氏はFFXIVに携わるまで表に出てこなかったのは本人曰く取材が不得意というのもあるそうなのですが、(FFXIVを離れたらまた引っ込みたいとも)
吉田氏:
開発者の名前でゲームを買う人なんて,ほとんどいないと思っています。ドラクエですら,あの堀井さんのお名前を知っているのは,買った人の2~3割かなと思います。そもそも,ゲームメディアが開発者のことをクリエイターと言って持ち上げ始めたとき,現場でその尻拭いをしていたのが僕らの世代ですからね……。
原田氏:
PlayStationが登場した後の,1995年以降ですよね。
吉田氏:
そうですね。あれがあったから,僕は今でもゲームメディアのことが少し苦手です。僕が憧れていた先輩達を変えてしまった。もちろん本人にも大きな責任があると思いますが, 26~7歳ぐらいの先輩達を色々な方法で持ち上げて……どんどんおかしくなってしまった。
原田氏:
あの当時は,ポリゴンゲームバブルでしたからね。ナムコは取材にかなり慎重なところがあったからなのか,ガンガン持ち上げられて……というのはあまりなかったですが。
吉田氏:
僕はあのとき,現場から見限られていく先輩を,現場の側から見ていたんです。だから,自分もああなっていくんじゃないかと,そしていつか現場から見限られるんじゃないかという恐怖心があった。だから,取材は全部断っていたんです。
原田氏:
勘違い野郎にはなりたくないと。
吉田氏:
はい。だけどFFXIVでは(以下略)
と、クリエイターを前面に出した結果の功罪というか、勘違いしてしまった人がいたという話もされていますね。
現在では名前が出てくる主要スタッフの高齢化が良く話題に上ってくる昨今ではありますが、若くして持ち上げられると勘違いして天狗になってしまう、という人もいたのでしょうか。
チーム作業なのに全部自分の手柄みたいに言いやがって、みたいな不満はいつでも出てくる部分ではあるのでしょうね。
ちなみにPS1時代の事なので吉田氏がハドソンにいた頃の話ですかね。
というのはスクエニの特定の人ばかり叩かれるような流れになってもちょっと、という所もありますし。
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