ソニーのゲーム&NS分野は売上高でトップ、営業利益でも金融に次ぐ業績貢献を見せています。
任天堂の営業利益は、厳密に言えば四捨五入すると1776億円になりますが…
営業利益率に関しては任天堂がよっぽどぼったくってるという話ですね。
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[ソニー: 2018年3月期 決算短信[米国基準](連結) / 決算説明会資料 / 補足資料](pdf)
ソニー全体の売上高は前期比12.4%増の8兆5439.82億円、営業利益は154.5%増の7348.60億円、純利益は569.7%増の4907.94億円。
事業売却や災害などによる大きな損失計上がなく、大幅に純利益が増加しています。
今年度の業績予想に関しては売上高8兆3千億円、営業利益6700億円と保守的な予想になっていますね。
ゲーム&ネットワークサービス分野
【2017年度の業績】
売上高は、前年度比2,940億円(18%)増加し、1兆9,438億円となりました(前年度の為替レートを適用
した場合、13%の増収)。これは主に、ネットワークを通じた販売を含む「プレイステーション 4」(以下
「PS4®」)のソフトウェアの増収、為替の影響、及び有料会員サービス「プレイステーション プラス」の
加入者数の増加によるものです。
営業利益は、前年度比419億円増加し、1,775億円となりました。これは、販売費及び一般管理費の増加が
あったものの、主に前述の増収の影響によるものです。なお、当年度の為替の好影響は198億円でした。
【2018年度の見通し】
売上高については、ネットワークを通じた販売を含むPS4®のソフトウェアの増収を見込むものの、PS4®
ハードウェアの減収を見込むこと、及び為替の影響などにより、ほぼ2017年度並みを見込んでいます。営業
利益については、前述のPS4®ハードウェアの減収の影響を見込むものの、主に前述のPS4®のソフトウェアの
増収の影響により、増益を見込んでいます。
分野別の業績説明は以上のようになっており、2018年度も年初の予想は控えめ…ながらも利益は増える予想となっていますね。
音楽分野
音楽分野の業績は、全世界にある子会社の業績を米ドルベースで連結している、米国を拠点とするSME及びSony/ATVの円換算後の業績及
び、円ベースで決算を行っている日本の㈱ソニー・ミュージックエンタテインメントの業績が含まれています。また、ソニーの持分法
適用会社であるEMI Music Publishingの純利益の39.8%が、持分法投資利益として当分野の営業利益に含まれています。
【2017年度の業績】
売上高は、前年度比1,523億円(24%)増加し、8,000億円となりました(前年度の為替レートを適用した
場合、22%の増収)。この大幅な増収は、主に映像メディア・プラットフォーム及び音楽制作の増収による
ものです。映像メディア・プラットフォームはモバイル機器向けゲームアプリケーション「Fate/Grand
Order」が引き続き好調だったことにより、増収となりました。音楽制作も、ストリーミング配信の売上が引
き続き増加したことにより、増収となりました。なお、当年度にヒットした音楽作品にはP!NKの「ビューテ
ィフル・トラウマ」、DJキャレドの「グレイトフル」、カミラ・カベロの「カミラ」などがあります。
営業利益は、主に前述の増収の影響や前述の不動産の譲渡益により前年度比520億円増加し、1,278億円と
なりました。
【2018年度の見通し】
売上高については、主に会計基準の変更や為替の影響により減収を見込んでいます。営業利益については、
2017年度には不動産の譲渡益を計上したことなどにより、減益を見込んでいます。
ゲハ民はすぐソニーはFGOの利益デーとか言い出しますが、売上高的には大幅に少ないですし、営業利益に関してもゲーム&NS分野に及ぶ物ではありません。
という事でここからは説明会資料に。
モバイル・コミュニケーション分野以外は全分野が大幅に業績を改善。
ソニー全体の連結業績見通しは今年度よりやや減る予想ですが、研究開発費は更に増加。
セグメント別の業績予想も保守的な予想となっているので各分野減少を見込んでいますね。
ゲーム&ネットワークサービス分野は売上高1兆9438億円、営業利益1775億円と順調、
来年度の予想は営業利益が増加する見込みとしています。
PS4の出荷見通しは保守的な予想ですね。
音楽分野は音楽制作、及びストリーミング売上高がいずれも増加。
音楽自体も底は脱した感がありますね。曲自体を売っていた頃とは大分様変わりしてはいますが。
これを除いた分の更に一部がスマゲー事業に当たるので勘違いしないように(※ニシくん向け)。
こちらは補足資料からですが、
ゲーム&NS分野は事前に話が出ていた通り、ハードウェアその他の売り上げ(ゲーム機自体やパッケージソフト等を含む)をネットワーク売り上げが上回っており、過半を占めています。
前年度比でも大幅に伸びているという事で、これが好業績の基盤ともなっていますね。
ちなみに音楽分野のアニメやゲームをまとめた部分(Visual Media&Platform)も前年度比で大幅に伸びており、これは音楽分野の営業利益に貢献していることは間違いない…
のですが、ゲーム&NS分野の利益には及んでいないのでFGOデー、スマデーとか言っていると馬鹿みたいっていうか馬鹿ですからね。
これはニシくんというかコケスレ記者についても言えます。
研究開発費は各分野伸びています。
特にゲーム&NS分野はどんどん増えていっていますね。
PS4後継機…PS5に向けた研究開発が本格化してくる辺りでしょうからこれは当然とも言えるのですが。
ゲーム分野に関してはより細かな情報が公開されています。
売上高はハードが微減、ソフトが増加、ネットワークサービス(PS+契約による売り上げ)は大幅に増加していますがこれも2500億円程度と、全体に占める割合としては1/8程度。
ソフトは2億4690万本を販売(出荷&DL販売)、PS+契約者は3420万人に、等々。
セルスルーに関しては昨年末まで…SIEのリリースに基づく記載なので略。
任天堂の決算との比較については別記事にします。
・PS4 5/25 Detroit: Become Human Premium Edition【早期購入特典】PS4用テーマ (封入) (Amazon)
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売上高2兆円、利益2000億円が視野に入ってきましたね
元任天堂の岡本さんはポエムって言ってましたが