Wiiなど欧米主力のゲーム機は従来年末商戦に合わせて発売されてきたから成立する限定勝負ですね…
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[BusinessWire: Nintendo Switch Becomes the Fastest-Selling Home Video Game System of All Time in the U.S.]
このリリース、
“米国におけるNintendo Switchユーザーの六割以上が「スーパーマリオオデッセイ」を持っており、55%以上が「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」を持っている”
という任天堂ソフトばかり自慢から始まっています。
ともあれ、このリリースによるとNintendo Switchは米国におけるゲーム機史上最も売れたゲーム機になった…ただし発売から10ヶ月間で。
販売台数は480万台以上である、というものですね。
以前記録を持っていたWiiは10ヶ月で400万台以上を売ったとも書いているのですが…
当初PS2以上のペースで売れていると自慢していたWiiがどうなったかはよく知られている通りではあるのですが、ではこの数字がどの程度意味のあるものなのかというと…?
[任天堂:2007年度 第68期 (2008年3月期) 中間決算短信 / 第3四半期業績の概況](pdf)
よく知られている…かどうかはともかくWiiの北米発売日は日本に先んずる2006年の11/9、それから10ヶ月後というと9/9で、ブラックフライデー~年末年始商戦は始まってすらいないんですよね。
そしてWiiの2007年度におけるWiiの販売(出荷)台数ですが、9月末時点で米大陸は年度309万台、累計546万台。
ところが、これがブラックフライデー~年末年始商戦を経た後の12月末時点となると年度647万台と倍以上、累計販売(出荷)台数も885万台と一挙に倍近くに増加しています。
さすがに年末商戦で年間の半分を売り上げるというだけの事はありますね。
一方ニシッチはロンチ月となる前年度(3月)分を加えても480万台以上と、Wiiの75%にも満たない水準でしかない…カナダとメキシコ他も米大陸には含まれているわけですが、割合的には米に比べると遙かに少ないですし、発売翌年度においてWii未満なのはほぼ間違いない所でしょう。
日本でもアジア含んですら3DS発売からの同期間には及ばず終わりましたし、この手の“嘘は付いていない”限定自慢でどこまで消費者を騙せるのか勝負している風情が出てきていますね。
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