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 なのではないか、と中継を書き出した人のレスが話題に…あまりなってなかった、と突然Altガーしていた人がいたので記事に。
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via ■■速報@ゲーハー板 ver.45753■■

 ちょっと今更感ある気はしますし、本スレに書かれても1レス毎に「無断転載は禁止」とか書いてあって面倒くさそうだし…といった理由もありますが。
 上記スレの次スレで突然Altガーしていたので、出展明記という事で(ワッチョイ 63fd-lIT2 [124.26.0.159])さんによる書き出しを以下に引用。

[必死チェッカーもどき:ハード・業界 > 2017年08月31日 > whzNwQbB0]
[ニコニコ生放送:「CEDEC 2017」生中継1日目(メインホール)]
 (上記urlのアーカイブ視聴期限は9/29まで)

 のセッション、

9:45-11:05
『ソードアート・オンライン』 仮想から現実へ。 小説とゲーム技術のお話。 ~ソードアート・オンラインが現実になる日まで。~
小説家 川原 礫/株式会社バンダイナムコエンターテインメント 原田 勝弘/株式会社バンダイナムコエンターテインメント 二見 鷹介

 からというものです。

~SAOのナーブギアの話から原田のVRの話

原田:僕ちょっと面白い事が最近自分の中で起きてて…周りにも少しづつ起きはじめてるな、と思うのが
(頭に装着するタイプの奴が)すごい未来的だったんだけど、今まだヘッドマウントを体験してない人が大勢で
業界人としては、体験させて普及させたいという気持ちがありつつも…
けっこう「壁」にぶちあたるのが早かったな、と思っていて。

川原:壁?

原田:はい、僕は実はあまりヘッドマウントをつけなくなってしまった。
で、これは恐らく…あんまりザワつかれるのは嫌なんで言葉は選びますよ、別にネガティブな話しようって訳じゃない(笑)

ちょっと"テクノロジー待ち"だな、って思ってるのは、今の業界の人って
かなり色んなVRゲームとかプレイされて、技術検証されていると思うんですよね。
で、今のヘッドギアで今のテクノロジーでVRゲームをやると、
だんだん慣れてくる、体験の質が類推できるようになってきてしまうんですよ。
パッケージの裏を見て自分の好みのゲームかどうか分かるかの如く。多分こうだろうって。

でもやらないのは
(自分が)研究する立場としてどうなんだろうってやるんだけど、想像の域を出なくなってしまった。

それはゲーム自体が悪いとかじゃなくて、少し色々な限界が来てる。
と思うのは、そもそもセンサーを置いたりとか、ヘッドマウントを装着するっていうそのハードルの高さを
すごい感じるようになってきてしまったんですよ。

あれは、今のテクノロジーがもうちょっと進んで…それこそ(原田の)サングラス並かどうか分からないですけど、
それぐらいの大きさにならないと、
ハードウェアの進化を待って、ああいうヘッドマウントの形ではなくならない限り、
次は無いな、ってくらいに僕は思っていて。

川原:次のステップ…という事ですよね。

原田:あのヘッドマウントというギアの煩わしさが僕の中で先に壁に来てしまった。
その先に待ってるであろう体験は、プレイすると確かに面白いんだろうけど
そこも慣れてくると…今のグラフィックと、今の範囲でできること、っていうと、段々想像がついてきちゃって。

(今のVRについて)結構、僕は5~6年は楽しめると思っていたんだけど。
僕自身は2012年ぐらいから目をつけていたせいもあるのかもしれないんだけど、
結構早かったなって。壁が来るのが。
だから僕は今「テクノロジー待ち」ってよく呼んでいるんですけどね。

川原:原田さん想像されるブレイクスルーというのは、例えばどんな形であり得ると思いますか?

原田:これは僕もすごく難しくて、最初は網膜照射…とか言ってたんですけど、それもなかなか難しそうで。
それよりもまず装着の手軽さでしょうね。まずそこから行かないと。
もう頭にガチッとつけてそこに圧迫感があるっていうのは、物理限界が来るのも早いじゃないですか。
夏場なんか特に。2、30分もしちゃったら汗もかいてきちゃって。

で、体験も、「5分間の素晴らしい体験」はできるんだけど、それ以上は行かないなと。
今コンテンツを作る側も、それこそ2、3時間楽しめるようにできるかっていうと
ソフトウェア的な面白さ、ゲームの構造的な面白さ以前に、
ハードウェア的な抵抗、物理的な抵抗が先に来ちゃう。実際プレイするとそうなんですよ。

小説やアニメ世界なんかでは装着してる人は気付いてないですけど
実際だと汗がビチャビチャになるし、かぶれる人も出てくる。
多分…半世紀後ぐらいにSAOの主人公たちを見たらある意味爆笑しちゃうかもしれない(笑)

川原:(笑)

原田:僕らの子供の世代がネットを検索してお父さんがヘッドセットを装着してる姿を見たらきっと驚く。
そういう世界が多分来ると思うんですけど、そういう意味では(テクノロジーの進化として)順当なんだろうなとは思ってる。

 という事で、“VRがもう駄目だ”って話ではないんですよね。
 “今のVRは駄目だ”という話でもない。
 そもそもバンナムがVR体験が可能なAM施設の展開を更に広げると発表してもいますし。

 原田氏の話は想像が付くからやらないって、ゲーム卒業間近の人が言うような話だなあとも思いますけど…
 その体験よりもVR機器の準備や装着の手間が上回る気がしてしまい億劫になる、という現象は現状だと比較的発生しやすい物だろうとは思います。
 人によってどの程度準備を手間に思うか、装着していてどの程度耐えられるかというのは違う訳ですし。

 なので体験をリッチな物にする…機器側の解像度や演算性能といった性能を上げるだけでなく、体験するための手間を手軽にするための方策というのも必要とされていく部分ではあるんですよね。
 つまりVR機器の無線化へ繋げるためにも携帯機のライン継続の必要性はあったんだよーババーンキャー。

 で締めるとしつこいと言われそうですが、視覚への入力を小型軽量化するには現状のスマでも不十分なものではあり、マイクロデバイスが必要とされる部分はありそうです。
 つまりHMZシリーズで使われていたようなマイクロ有機ELディスプレイデバイスが再び脚光を見る日が…来れば良いんですけどね。
 一応有機ELの小型モジュールはカメラのEVF用に使われていたりするので死に絶えてはいないのですが、問題はやはりコストとなるのでしょう。

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