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 東芝メモリ売り飛ばし騒動が泥沼感出てきましたが…ともあれ1パッケージSSD、というのも今後増えてきそうではありますね。
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[東芝ストレージ&デバイスソリューション:96層積層プロセスを用いた第4世代3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH™」の開発について]
[WD: Western Digital Announces Industry’s First 96-Layer 3D NAND Technology]

 業界初の96層~と謳っていますが、これに被せるようにIntelが96層 NANDフラッシュメモリ採用SSDを製品化したよとか発表していますね。

 ともあれこの96層 NANDフラッシュメモリは試作品が256GbとなるTLCのもので、2018年に量産開始を予定、今後は512Gbのものを製品化する計画もあるとのこと。
 面積当たりの容量は64層の物に比べ1.4倍に増加しているとされています。

[東芝ストレージ&デバイスソリューション:世界初、QLC技術を用いた3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH™」の開発について]

 こちらは1セルあたりの記録値数がTri→Quadとなった64層構造のNANDフラッシュメモリですね。
 試作品は768Gbの容量を実現したとのことで、既にSSDメーカーやコントローラメーカーに提供されているとの事。

 これを用いる事で、1パッケージ辺りの最大容量1.5TBが実現可能になるとのことですが…
 3D化で信頼性は上がったとはいえ多値化での信頼性下落という部分は気になるところですね。

[東芝:ウエスタンデジタル社に対する訴訟提起について]

 当社及び東芝メモリ株式会社(以下、TMC)は本日、東京地方裁判所において、不正競争防止法違反等を理由として、米国ウエスタンデジタルコーポレーション及びその子会社ウエスタンデジタルテクノロジーズインク(以下、総称してウエスタンデジタル社)に対して、不正競争行為の差止めを求める仮処分命令の申立て及び総額1,200億円(一部請求)の支払い等を求める損害賠償等請求訴訟を提起しました。

 2017年6月2日付「メモリ事業子会社が保有する合弁会社の出資持分の当社への移管について」にてお知らせしましたとおり、ウエスタンデジタル社は、TMC売却の入札手続きに対して、看過できない妨害行為を継続的に行っております。ウエスタンデジタル社は、当社とサンディスクエルエルシー(その関連会社を含み、以下、サンディスク社)との合弁契約に基づいて、当社とサンディスク社との合弁会社の持分をTMCへ譲渡すること及びTMCの株式を第三者に譲渡することについてウエスタンデジタル社の同意が必要であるところ、当社がかかる同意権を侵害して手続きを進めているなどと虚偽の事実を第三者に対し告知又は流布し、当社及びTMCの信用を毀損しました。

 また、ウエスタンデジタル社は、合弁事業及び共同開発に関する情報へのアクセス権を有するサンディスク社の従業員をウエスタンデジタル社に転籍させること等により、当社及びTMCの機密情報を不正に取得、使用しています。

 当社及びTMCは、ウエスタンデジタル社によるこれらの行為が不正競争防止法(第2条第1項第4号、7号、8号、15号)や民法上の不法行為(第709条)に該当すると判断し、本日、上記行為の差止めを求める仮処分命令の申立て及び損害賠償等を求める訴訟を提起しました。

 なお、合弁事業及び共同開発に関する情報へのアクセスについては、ウエスタンデジタル社が、情報アクセスに係る契約を締結することを前提として、アクセス遮断をしてはおりませんでしたが、ウエスタンデジタル社がこの契約の締結を拒絶するに至っております。そのため、本日をもって、ウエスタンデジタル社による同情報へのアクセスを遮断することとしました。

 これ逆に揉め事が大きくなった方が東芝メモリ売却に時間がかかってしまうのでは。
 上場廃止チャレンジも真っ盛りですね…

 一方こんなニュースも。

[Micron: Micron Discontinuing Lexar Removable Storage Retail Business]

 Intelと組むフラッシュメモリ巨頭の一角、Micronが自社ブランド(Lexar)で展開しているリムーバブルストレージ(メモリーカードやUSBメモリ)事業から撤退することを決めたと発表。

 Lexarのメモリーカードは国内正規品が海外流通品と同等の価格で買えて有り難かったのですが、商売が立ち行かなかったようですね。

 スマと同程度の容量では明らかに足りない今後のゲーム機搭載ストレージ、メモリーカードも価格と容量、更には性能が保証されないという問題がついて回りますし、汎用メモリーカードでは今日のゲーム機採用ストレージとして不安が残る…
 となれば、次世代携帯機が(存在するなら)採用すべきなのはやはりSSD、という事になるんでしょうかね。
 エース田さんですらニシッチに高速シリアルストレージガーって暫く五月蠅かった事を考えると、あの程度のパフォーマンスでは全く不安というのはあるのでしょうし。

 メモリーカードで採用出来るとしたらUFS2.1のものとか…Xperia XZ Performanceの内蔵ストレージは読み出しが速いと評判ですし、これであれば読み出し速度は確保出来そうです。
 といっても今の所メモリーカードとして売り出されている物が一個も無いですけどね。

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