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 大型ライセンス契約はないが閃の軌跡1が前年度末に発売された前々期の第1四半期よりは好調な決算となっています。
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[日本ファルコム:平成28年9月期 第1四半期決算短信](pdf)

 売上高は前期比45.4%減の3.4億円、営業利益は64.7%減の1.51億円、純利益は61.9%減の1.06億円となっています。
 これだけ見ると大幅減ですが、上記の通り前期の第1四半期は中国メーカーとの大型ライセンス契約があった関係で前期比で売上高は97.5%増、営業利益は224.5%増、純利益は221.%増だったので、前々期よりも売り上げや利益は普通に上がっていますね。

 通期業績予想は売上高17億円、営業利益7億円で据え置いています。
 前期よりは予想が増えているものの、今年度はイースVIIIを出すのみで軌跡シリーズは出なさそう?

 当第1四半期累計期間の製品部門におきましては、東京ゲームショウにおいて来場者の投票により選ばれる「日
本ゲーム大賞フューチャー部門」を、出展社数473社、出展数2,004タイトルと過去最大規模になる中から受賞し、
新規タイトルにもかかわらず高い評価をいただいております、携帯型ゲーム機PlayStation®Vita向けゲームソフト
「東亰ザナドゥ」(平成27年9月発売)の販売が継続しております。
 また、「イース」シリーズ最新作「イースⅧ-Lacrimosa of DANA-(ラクリモサ・オブ・ダーナ)」を鋭意制作中
です。「イース」シリーズは1987年にその第1作が発売されて以来、様々なプラットフォームへと移植され、北米・
欧州・アジアを中心とする海外へも展開しているアクションRPGの金字塔として、国と世代も超えた数多くのファン
に愛され続けてきた、「軌跡」シリーズと並ぶ日本ファルコムの代表作となります。
 その結果、製品部門の当第1四半期累計期間の売上高は151百万円(前年同期比16.1%減)となりました。

 ライセンス部門におきましては、国内において携帯型ゲーム機PlayStation®Vita向けゲームソフト「英雄伝説空
の軌跡SC Evolution」を平成27年12月に発売しました。また、「ファンタシースターオンライン2」(株式会社セガ
ゲームス)や「太鼓の達人Vバージョン」(株式会社バンダイナムコエンターテインメント)などのゲームタイトル
とのコラボレーション企画を展開しました。
 さらに、旧タイトルのPCゲーム英語版ダウンロード販売の他、北米で携帯型ゲーム機PlayStation®Vita向けゲ
ームソフト「英雄伝説閃の軌跡」英語版を発売し、アジア地域においては、「英雄伝説空の軌跡FC Evolution」繁
体中国語版及び韓国語版と「イースセルセタの樹海」繁体中国語版及び韓国語版を発売しました。
 その結果、ライセンス部門の当第1四半期累計期間の売上高は189百万円(前年同期比57.2%減)となりました。

 製品部門の売上高は結構減っていますが、これは前期の第1四半期には閃の軌跡と閃の軌跡IIが国内及びアジア地域で発売されていたことも影響しているものと思われます。
 一方でライセンス部門は軌跡シリーズの英語版や角川ゲームスの発売している軌跡シリーズEVO、更にイースのアジア版もあり、こちらが業績を支えている格好に。

[ファルコム:春のPS Vitaデビューに最適なお買い得版!『東亰ザナドゥ SAKURAまつりパッケージ』10,000本限定で3月24日(木)発売!](pdf)

 東亰ザナドゥは国内のみで15万本を突破したとの事ですし、海外展開とイースVIII発売があれば予想通りの決算は達成出来そうです。

東亰ザナドゥ 公式ビジュアルコレクション
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