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 ZX100はZX1の後継モデルとしてZX2とAシリーズの間に、A20シリーズはA10シリーズの小改良モデルとなるようです。
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 高音質モデルの「NW-ZX100」(ハイレゾ・ノイズキャンセリングイヤホン付属モデルは末尾にHNが付く)はZX1の後継に当たる位置付けのモデルで価格は700ユーロ(ZX1と同価格)。
 ZX1と違う点としてはOSにAndroidではなく独自のWalkman OSを搭載、タッチパネルではなく物理キー操作に。
 アンプにフルデジタルのS-Master HXを搭載、また高音質無線伝送技術のLDACにも対応といった辺りはAシリーズと共通ですね。
 内蔵メモリ容量が128GBというのもZX1と共通ですが、ディスプレイが4インチ→3インチに小型化、OSの変更に伴いWi-Fi非対応に、といった 変更の結果、重量は139gから145g…増えてますね。その代わりというか、連続再生時間はMP3の128kbpsで32時間から70時間に延長、ハイ レゾソースの場合も45時間連続再生が可能(192kHz/24bit)とされています。これはZX2(235g)の33時間よりも結構長い。

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 ZX2のように下部が膨らんだデザインとなっておりmicroSDスロットも搭載。

 高音質化の取り組みとしてはアルミ削り出しモノコックシャシー/配線部を銅メッキで埋め電源の安定化/半田の金属結晶が云々/ヘッドホンアンプはZXシリーズなので高音質なものを搭載、といった辺りで更にデジタルノイズキャンセリングにも対応。


 「NW-A20」シリーズはA10シリーズのマイナーチェンジモデルといったもので、容量は16GB/32GB/64GBを用意。容量毎に末尾の数字が5/6/7となるので、例えば欧州ではA25/A27の展開。
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 高音質無線伝送技術のLDACに出荷時点で対応(A10シリーズはアップデートで対応済み)している他、ZX100に投入された技術で音質を改善してい るというのですが、音楽再生時間がMP3で50時間、FLACの192kHz/24bitで30時間というのはA10シリーズと全く一緒で、内部的にはさ ほどの変化はない事が窺えます。


 という事でA20シリーズの変化があまり大きくなかったのはありますが、A10発表から一年ですし妥当な所ではあるのでしょうか。A17買った人間としては一安心でもありますが…
 ZX100は音楽プレイヤーとしてはZX1より便利になっていそうですね。物理キーでの選曲は一気に選ぶ場合に不便という見方もあるでしょうがブラインド操作はし易いですし、Android搭載モデルよりも不使用時の電池消耗は抑えられるはずです。
 ZX100の価格は多分ZX1と同じ7.5-8万円という辺りでしょうか。

 入門用のお勧めとしてはAシリーズの32GBモデルぐらいで、容量が足りなくなったらmicroSDカードを増設、ソニーの高音質microSDXC カードというのは劣化を抑えるのがコンセプトのものなので聞き比べて差がよく分からないならそのままで良いですし、ヘッドホンを買い換えて駆動力が足りな ければヘッドホンアンプを追加するなりすれば良い…のかどうかは人によりますね。

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