競合他社のVR HMDに対する際立った技術的な特長、みたいな物はないようですが…ディスプレイを2つ搭載しているのが特徴といえばそうでしょうか。
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[The Verge: Valve's VR headset is called the Vive and it's made by HTC]
「Vive」はHTCが発表、Valveと共同開発を行ったバーチャルリアリティ・ヘッドマウントディスプレイで、今年の末頃の発売を予定しているそうです。開発者向けのキットは春より出荷予定で、開発者向けのカンファレンスを来週開催。
Viveの開発者向けモデルは二つの1200*1080ディスプレイを搭載しており、これは一枚のフルHDディスプレイを左右に分割するProject MorpheusやOculus Riftよりも光学的に有利かつやや高解像度となる筈です。欠点としては当然コストが高くなる事でしょうが。
また90fps表示にも対応。
ジャイロ、加速度、レーザーによるセンサーを搭載し頭部の動きをトラッキング、1/10度単位の細かな向きまで精確に検出するそうです。
またコントローラに代えてSteam VR base stationを使って最大4.5メートル四方の範囲でのプレイヤーの位置などを検出する事が可能。
HMD自体は軽量で長時間の着装にも対応し、開発者向けキットではヘッドホンコネクタを搭載している物の、製品版ではヘッドホンを内蔵する予定。
またHTC製のワイヤレスコントローラでの操作にも対応する、とされています。
GDC2015で情報が公開される予定。
コントローラについては今の所不明ですが、Steam VR StationはHMDの位置を検出するカメラモジュールともなっているのでしょうか。
ともあれ、PCゲーム最大手プラットフォームのSteamを運営するValveが参戦するとあって、2015年のGDCではProject MorpheusやOculus Riftと共にVR関連が注目を集める事となりそうです。
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