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 利益率で考えると“任天堂らしさ”等に比べると低いものですが、事業全般に改善が見られるようです。
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[ソニー:平成27年3月期第1四半期決算短信〔米国基準〕(連結)]

 営業利益は前年同時期比で5.8%増えた1兆8099億円、営業利益は96.7%増加して698.14億円、純利益も268.08億円となっています。
 通期業績予想が1400億円の営業利益、500億円の純損失となっているのは変わっていません。
 売上高についてはPS4の貢献があったゲーム&ネットワークサービス分野や映画分野、為替の好影響があったとの事。

 モバイル・コミュニケージョン分野は前年同期の売上高2855億円、営業利益126億円に対して売上高3143億円、営業損失27億円となっています。販売台数は減少するも単価の向上により売上高は増加、営業損失はマーケティング費用と研究開発費によるものだとか。

 ゲーム&ネットワークサービス分野は前年同時期の売上高1316億円、営業損失164億円に対して売上高が2575億円、営業利益が43億円と大幅に増加。PS4の貢献とそれに伴うネットワークサービス収入が大幅に増加した為、としています。

 この他イメージング・プロダクツ&ソリューション、ホームエンタテインメント&サウンド、デバイス、映画、音楽、と全て増益、金融分野はやや減益していますが大きな問題というほどではなさそうですね。

 またゲーム&ネットワークサービス分野は5月時点の見通しより売上高の予想が200億円増加し1.24兆円に、営業利益も50億円増えて250億円の予想となっています。これはPS4本体のコストダウンが進んでいるからだとか。

[ソニー:プレゼンテーション資料]

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 まだ第1四半期なので通期予想に変化はありませんが、第1四半期の実績としては据え置き機で前年同時期の3倍を超える350万台の出荷となっています。 これはXboxシリーズ(360/One)の110万台の3倍以上という事でもありますね。ちなみに任天堂のWii 9万台+WiiU 51万台と比較すると…ゲハ算不得意だから分からないですね。

 携帯機(PSTVita含む)もPSPの出荷が終わったにもかかわらず、前年同時期の60万台から75万台と増加しています。大した台数では無い、と思われるかもしれませんが、3DSも82万台とかなんですよね。
 日本での売り上げ台数差は7万台どころかかなりありそうですが、世界的に見るとPSVitaの方が売れている国・地域もあるのかもしれません。

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 通期予想は変わっていないわけですが、日本でPS4をより売る(ソフトを誘致するなど)する他、世界ではPSVitaも売り出していけば予想を上回る程度の販売台数は出せるのではないかと思われます。
 PSVitaは欧米で本体の在庫切れが続いているのを何とかして欲しいところではありますが…
 という事で、ソニーの決算は割と良い結果が出ているみたいですね。
 SCEJAがPS4は世界で売れているから良いと考えるわけでは無いでしょうし、これらの結果を受けて今後PS4への移行がより進むようになると良いのですが。

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