事前に噂されていた通りSCE独自のVRヘッドマウントディスプレイが公開されたようです。
スポンサーリンク
[Twitter@PlayStation]
「Future of Innovation at Sony Computer Entertainment」において、吉田修平氏がバーチャルリアリティこそが次のイノベーションであると紹介、ゲームへの没入感を提供する事はいつで もゲーム開発者の目標となってきた、と。
初期のプロトタイプは2010年から2011年にかけて製作された物。(画像は後述)
「Project Morpheus」と呼ばれる現行のVR HMDはスリムなデザインになっているが、最終製品という訳ではない。GDCにおいては明日よりデモンストレーションを行う予定。
正面側から捉えた写真はこちら[Tweet]。
SCEAのR&DRichard Marks博士曰く、PlayStationがVRの為の最良の場所となるよう開発をしてきたとの事。
低レイテンシ、高フレームレート、クリーンな視界、3DサウンドがProject MorpheusのVR効果を支えている。
Project Morpheusの試作機は解像度が1080p、視野角が90度で360度のヘッドトラッキングに対応、かつヘッドホンは好きな物が使用可能?(RTしたTweetなので確実かは不明)
GDCのデモではThe Deep、The Castle、EVE Valkyrie、Thiefの映像が体験可能。
[Twitter@geoffkeighley]
よしP氏が登壇。[Tweet]
これまでのPSにおける技術的な優位点を紹介。[Tweet]
そして新たに加わるのがバーチャルリアリティ。[Tweet]
2010年、2011年時点での試作機を被ったよしP氏。こめかみ部分にPSMoveのスフィアが取り付けられている。[Tweet]
Oculus Rift的なアプローチと思われるVR HMD試作機、色々剥き出しかつ変な場所にスフィアが付いている。[Tweet]
そして今…[Tweet]
完成度の高まったVR HMDの外観が明らかに。[Tweet]
実際にベールを脱いだVR HMDとよしP氏、左右上部にある発光部がスフィア代わり?[Tweet]
Magic LabがNASAと共にVRに関して動いているとか何とか。[Tweet]
[Eurogamer: GDC live report: Sony's "Future of Innovation" talk]
長いですね。でっかい画像あった。
見た目の完成度は上がっていますがこれはまだ試作機、というコメントはこちらでも紹介されています。
Oculus Riftをリスペクトしていると吉P氏がコメントしたとも紹介。
ゲームに関してはSCEのWWSが動いているが、より幅広い開発者に加わって欲しい事からGDCで発表する事にしたとか。
既にCrytek, Havok, Unity, Epic, CriWareがProject Morpheus向けの開発に参加している。
Anton Mikhailov氏によるとこれは媒体であって周辺機器ではない、とコメント?
VR HMDにおいては低レイテンシと高いフレームレートが必要になる、とコメント。
現行の開発キットは解像度が1080p、視野角が90度、トラッキング頻度は1000Hzで、360度のヘッドトラッキングに対応。デュアルショック4とPSMoveが同じカメラで認識される。3Dサウンドは60チャンネルのバーチャルサラウンドに対応。
テレビに対しても映像を出力する事が出来る。
試作機は有線動作でケーブル長は5メートル。
[joystiq: PlayStation VR announced, codenamed 'Project Morpheus']
開発に参加しているメーカー一覧のスライド画像あり。
[ファミ通:ソニーがPS4用のVRヘッドマウントディスプレイ“Project Morpheus”を発表(随時追記)【GDC 2014】]
日本語記事です。
追記:Eurogamerの記事においてスペックが明らかにされていました。
プロセッサユニットとHMDユニットに分かれているのはHMZシリーズ同様、ディスプレイパネルは液晶、5インチで1080p、それを左右の目に分割して見せている為、片目に割り当てられるのは960*1080という事に。加速度センサとジャイロスコープを内蔵、接続インターフェイスはHDMIとUSB。3Dオーディオとソーシャルスクリーン機能(テレビに同じ映像を映す機能?)を搭載、となっています。5インチの液晶パネルという事で価格は比較的安く上げられそうですね。PSVitaと似たような価格でも出せるかもしれません。
追記2:というかSCEIのプレスリリースが出てますね。
遂に発表されたVR HMDですが、1080pで高画質、かつ90度の視野角とHMZシリーズの倍になっています。
自慢の画質及びヘッドトラッキング精度と組み合わせるによりより良いVR体験が得られるようですね。
Oculus Riftより光学系は複雑そうな外観ですが、ディスプレイパネルはRift的な大型パネルを一枚利用している物なのでしょうか、HMZシリーズに比べると安く上がりそうな外見ではあり…PS4本体よりは安く出せると良いですね。
何にしても体験してみない事にはその真価は図れませんので、ソフトが対応していないと意味が無いとはいえ一度どんな物か見てみたいところではあります。
今後の製品としての正式発表が楽しみですね。
追記3:Oculus Riftの視野角が対角でのものだったので一部を訂正しました、ご指摘ありがとうございます。
・ソニー 【ワイヤレス対応】ヘッドマウントディスプレイ “Personal 3D Viewer" HMZ-T3W (Amazon)
.