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 PSVitaは価格改訂後に新作の予定が20-30タイトル増えたとか。PS4に関する話題も少し出ています。
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―インタビュー
 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアSVPの植田浩氏へのインタビューより一部。

・今回SCEJAとなったのは、SCEとしてはアジアを重要な成長セクターと位置づけており、人やノウハウ、リソースが必要になった時に日本で培ったものを用いてより広い地域に展開できないかと考えた
・他には、日本以外の海外メーカーから見た場合に、日本とアジア、という区分けでなく日本を含めたアジアという見方になってきている事もある。アジア圏で売れてきているタイトルもあり、日本を含めたアジアという区切りで戦略が組めないかという話もあるのでチャンスと考えた

・現在アジアではフィリピン、インドネシア、香港、韓国、マレーシア、シンガポール、台湾、タイ、ベトナムでビジネスを展開している。香港を中心にPS3 やPSVitaのソフトが非常に好調な売れ行きを見せている。特にラグナロクオデッセイはアジアトータルでは日本と同じくらいの数字まで売れていて、ソフ トメーカーの方にもアジアでのソフトの動きが良いと言って貰える事が増えた。DL版の比率も上がっている

・日本のコンシューマゲーム市場が縮小傾向にあると言われているが、今回の組織改編はそれをカバーする為のものという訳では無く、全体のビジネスを拡大する為の戦略


・PSVitaはユーザー様やプレコミュに寄せられた意見では本体価格が高いという理由で買わない、という人が多かった。今回は値下げで良かったという意 見を多く貰え、ソフトメーカーさんにもPSVitaはソフトが売れると言って貰えている。値下げで過去のタイトルも含めて動いており、価格改訂後に発売予 定のソフトをヒアリングした所では改訂前より20-30タイトルほど増えてきた。価格戦略をとって良かった

・PSVitaプロジェクト(営業、マーケティング、パブリッシャリレーションのスタッフを集めた組織。植田氏がまとめる)で設定した2013年のテーマ は「PSPをご愛顧いただいているお客様にPSVitaにお越し頂く」という事。ソルサクや討鬼伝など皆で集まるタイトルが揃ってきたし、頃合いかと思っ ている。2年ほど前から各社にお願いしてきた事が実を結びタイトルは増えてきたが、ライト層、カジュアル層の方が買おうと言えるまでにはなっていないの で、そういったユーザーにもアピールしていく。集まって遊ぶという部分はタイトルだが、「PSVitaを持っていても良い」と思って貰うにはハードそのものの施策が大事になるので、そこも準備している

・PS4とPSVitaは別々には考えられないが、PSVitaはPSVitaで普及させる施策をとっていく。その中でPS4が出てきたら、例えばリモー トプレイのように親和性がより深まっていると感じて貰えると思う。2つのハードを組み合わせて広がる遊びの方向性も提案していきたい

・PS4でネットワークを活用すればゲーム仲間が出来るが、そこでアドバイスしたり人のプレイを参考にしたり、そういう事を違和感なく出来たらいいと思う

・PS4にはPS4EyeやShareボタンなどの機能があるが、それをゲーム体験としてユーザーに伝えられるかが鍵だと考えている。メディアや作り手の方にも理解して貰えるよう働きかけをしている所


・日本ではソーシャルゲームやコミュニケーションアプリが流行しているが、その中にPS4を組み込み新しい体験を提供したい。ソフトメーカーには新ハード を作ったのでソフトを作って下さい、というだけでなくPS4とインフラの組み合わせでこんな事が出来る、というのをベースにゲームを考えて下さいと提案し ている

・PSフォーマットの課題はユーザー様に対する「ていねいさ」だと思っている。情報の出し方やタイトルについて。プレコミュで色々な話や意見を貰えるが、それに対し迅速かつ丁寧に対処していく事が課題

・今のPSフォーマットの強みはゲーム機を買って頂いているユーザー様こそ。大事なのはユーザー様とどれだけ丁寧にコミュニケーションを取っていくか、そこをしっかりしないと広がっていかない

・これからもユーザー様に喜んで貰えるような体験を提供していく


●今後の戦略について
・PSVita the Best:今回はGW前という需要が高まるタイミングに合わせての投入となった。今後も需要に合わせて年間を通じBest版を発売していく
・PSVitaプロジェクト:植田氏が統括するPSVitaの戦略全般を担当。営業、マーケティング、ソフトメーカーとの交渉などのスタッフが集まっている。植田氏は過去に営業、パブリッシャーリレーションを担当し今期からはマーケティングも担当
・PS3:今年もタイトルは多く、TLOUやBEYONDなど海外制作の大型タイトルや国内制作の良質なタイトルも出てくる。これらタイトルをしっかりPRしていき、しっかり売り上げて良い流れを作った状態でPS4へ繋げていきたいと植田氏
 ひょっとしたらここでGT新作がPS3~とフラゲGKさんが考えたのかも?この場合は「大型タイトル」とはしていないので「rain」や「パペッティア」を指しているのかもしれません。



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